税理士さんは安ければよいのか?【税理士に嫌われるお客さんとは】

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コスト削減は会社経営において重要なものです。最近では何でも安ければよいということで税理士報酬の低い広告に目が奪われている方も多いと思います。コスト削減の本当の意味を含めて税理士さんのコストを考えてみましょう。

税理士さんは安ければよいのか?【税理士に嫌われるお客さんとは】

確定申告が終わってほっと一息の時期ですが、法人に関しては税務調査の年度内の最後の実施時期です。

落ち着きそうで落ち着かない時期ですが、この時期に税理士さんを新たに頼もうと考える方や税理士変更を検討する方も多いのです。

税理士さんを頼むべきかどうか考える際に気になることは「お金(コスト)」の問題です。

人間はものを買った瞬間から満足度が下がっていく生き物です。

税理士さんも頼んだ後に満足度が下がりやすい業種なので「お金(コスト)」は低い方がよいという気持ちも理解できます。

ここで会社経営で重要なことがあります。

コスト節約とケチは異なるということです。

合理的なコストダウンはOKですが、ケチはトータルで損をします。

今回は税理士さんは安ければよいのかという点を考えてみたいと思います。

(目次)

1.料金の低い税理士さんと高い税理士さんの違いとは

2.低料金な税理士さんの理由とは

3.税理士さんに嫌われるお客さんとは

4.関係が強い税理士さんは調査でも強い

5.まとめ

1.料金の低い税理士さんと高い税理士さんの違いとは

税理士さんの料金をインターネットで調べると驚くほど安い事務所もあります。

実際にその料金に収まるのか、いろいろなものを頼むと結局高くなるのかはわかりませんが。

税理士さんの報酬規定が撤廃されており、税理士さんは自分で報酬料金を決めることができます。

そのためその事務所ごとに金額を決められることになっています。

同じサービスでも高いところと安いところがあるのはそのためです。

缶コーヒーと喫茶店でコーヒーを飲むのでは値段が異なっていたり、お酒を家で飲むのとクラブなどで飲むのでは同じものでも金額が違うのと同じことです。

税理士事務所の中ではその地域で有名な事務所というものもあり、そこに頼んでいるというステータスで納得する方もいるでしょう。

報酬が高い税理士さんと安い税理士さんの違いは次の点にあるケースもあります。

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(低料金な税理士さんの理由にあるえること)

①新規開業で顧客取り込みをしたいために低価格

②経験が浅く自信がないため低価格

③サービスを簡素化しているため低価格

(料金が高い税理士さんの理由にあり得ること)

①事務所が大きくなりブランド化している

②専門特化していて特出した技術を持っている

③税理士開業年数がある程度経っている(経験が豊富)

様々な税務面や経営面の相談をしていきたい場合には、経験豊富な税理士さんを選んだ方がお得です。

2.低料金な税理士さんの理由とは

税理士報酬が低く設定されている場合には様々な理由があり得ます。

①顧客拡大期で低価格戦略をおこなっている

②経験が少ないため低料金で経験を積んでいる

③サービスの簡素化で低料金プランを作っている

①顧客拡大期で低価格戦略をおこなっている

税理士さんにとっても「規模の経済」というものがあります。

税務ソフトは1件のお客様でも100件でも定額リース料ということも珍しくありません。

高額な専門書も1件のお客様でも100件でも購入金額は変わりません。

ある一定規模までは固定費が増えないので低価格にしても経営上安心というケースがあります。

そのため低料金プランを作っても経営上問題のないケースがあります。

②経験が少ないため低料金で経験を積んでいる

税理士さんになるためには大きく分けると税務署OB・大学院卒業(マスター)・試験組の3つに分かれます。

大学院卒業は税理士試験科目免除なので、税務署OBとは経験値が違います。

試験組は個別税法の試験勉強をしているので、知識量はあるのですが税務署OBのような経験がないのです。

そのため実務経験に不安がある新規開業の税理士さんが低料金でお客さんを集めて経験を積んでいるケースもあります。

経験があまりないまま開業した場合、税理士試験で得た知識を実務でどのように生かしたらよいかがわからない時期があります。

もっている知識を実務と結びつけるまで経験をつむためにも、低料金で集客をしているかもしれません。

③サービスの簡素化で低料金プランを作っている

お客さんにとって安心の低料金といえます。

税理士さんの仕事は大きく分けると3つになります。

①税務申告書の作成・税務調査対応

②経理代行

③資金繰り対策や経営相談などのコンサル業務

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お客さんの方は「よい税理士さん=なんでも対応してくれる人」と考えています。

ところが顧問料の中でなんでもかんでもやってくれということは税理士さんの時間的に大きな負担になります。

お客さんからの相談があれば、その都度調べる時間とコストが発生します。

そうなると顧問料を高く設定しなければ、お客さんを維持できなくなります。

そこで、税理士さんが料金を細かく分けることになります。

サービスを細かく分け、必要なものだけを選んでもらうことで低料金プランを作っているケースです。

3.税理士さんに嫌われるお客さんとは

「税理士さんに嫌われるお客さんなんているの?」と思うかもしれません。

税理士さんも人間ですし、商売人です。

当然苦手なお客様というものはいます。

①高圧的に自分のわがままを通そうとする人

②人の間違いを責め続ける人

③低料金を要求する人

税理士さんはプロです。

間違いを許されないことは本人もわかっています。

しかし、税理士さんも人間ですから、ミスもあれば間違いもあります。

税務署に相談したのに税務調査で間違いを指摘されたなんて話しを聞いたことがある人も多いと思います。

あれだけ大きな組織なのに人によって違ったということがあるのです。

税理士さんは教えてくれる人がいないまま、自分で調べてあらゆる税法に対応しているのです。

どうしても得意不得意がでたり、勘違いが出ることもあります。

間違いがあれば、しっかりと謝り対応していこうと思っているはずです。

ところが、何もないときから「税理士さんの責任なので」と責任をすべて税理士さんに押しつけている上に、「これ経費で落として」なんていっていたら嫌われます。

税理士さんとお客さんはビジネスパートナーです。

win-winでなければ、よい関係が築けないのです。

税理士さんに低料金を依頼し続けることも税理士さん側の経営上よくないことになるため、お客様へのサービスの質見直しをおこなう必要が出てきます。

結局お客さんにとってよいサービス提供がなくなり、お互いに不満足な結果になってしまいます。

4.関係が強い税理士さんは調査でも強い

税理士さんはプロなのでしっかりとした仕事をしてくれると思います。

ただ、税務調査の際にはお客様との関係性によって内容が変わってくることもあります。

税務調査で「嘘」はいけません。

仮装隠蔽行為は重加算税の対象になります。

お客様と税理士さんの関係性が強い場合、会社の内情もよくわかっています。

税理士さんの頭の中で「この会社の特性から経費として認定できる」という根拠なども理解しています。

税務署から一方的に認められないといわれたものにたいして、内情を理解した上で合理的な主張をしてくれます。

ところが、関係性の弱いお客様の場合には内容がわかりません。

税務調査の事前打ち合わせ自体がよわいこともあり、税務署側の主張を受け入れざるを得ないケースも出てきます。

5.まとめ

税理士さんも人間です。

お互いがビジネスですから、日頃からwin-winの関係作りが大切です。

料金を低く抑えたい気持ちもわかるので、業務の内容や協力できる部分を積極的に協力するなどでお互いに不満が出ない契約をしましょう。

税理士さんによって得意分野・不得意分野があることもあるので、自社にあった税理士さんを探しましょう。

日頃から税理士さんとの人間関係を作っておくことで税務調査の場合に力を発揮してもらえます。

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