やよいの青色申告を使って確定申告ができるのか?
スポンサーリンク
確定申告も申告期限が近づいてきました。確定申告の経理にどれくらいの時間が必要で確定申告までにできるか不安という人もいると思います。そんなときに便利なのが「やよいの青色申告」です。
確定申告をする上で非常に重要なものは会計ソフトを効率的に使うことです。
確定申告の作業では経理が80%~90%・確定申告書の作成が10%~20%くらいの比率になります。
経理が完璧に終わると確定申告書の完成はあと一息です。
経理の処理が効率的に終わることで確定申告作業が短時間で完了するといえるのです。
今回は有名な会計ソフトの弥生会計の個人事業版「やよいの青色申告」を使って確定申告ができるのかを見ていきましょう。
弥生会計は使いやすいソフト
弥生会計は個人事業と法人の両方の経理ができる会計ソフトです。
この個人版が「やよいの青色申告」です。
個人事業の場合には「やよいの青色申告」で十分です。
最近では弥生会計もクラウドを出しているので「やよいの青色申告オンライン」「やよいの白色申告オンライン」というクラウドソフトも出ています。
パソコンにソフトをインストールして使う方が「やよいの青色申告」です。
弥生会計は昔から定評のある会計ソフトです。
税理士さんの中には弥生会計を使って経理をして税務ソフトで税務申告書を作っている事務所もあるのです。
経理と税務のプロである税理士さんが使う会計ソフトには弥生会計の他にどのようなソフトがあるのかも見ておきましょう。
会計ソフトの中には高速入力をするためにコードと呼ばれる番号で簿記の科目を入力する方法があります。
4桁の番号コードを暗記することで経理を処理を素早く行うことに特化している会計ソフトです。
ただし、簿記の勘定科目と番号の両方を覚えていなければ使いこなせません。
経理経験者や簿記の経験者が経理を行う場合に適している会計ソフトです。
最近の誰でも簡単に使える会計ソフトとは逆行したソフトといえるかもしれません。
使いこなせる人が使うと早いというメリットはありますが、不慣れな人にとっては時間がかかるというデメリットも兼ねています。
税理士さんの中には昔ながら経理のプロの担当者が高速で処理をすると考えていれば、このような専門的な会計ソフトを進めているかもしれません。
これでは起業したての経営者や新人経理の人には荷が重くなってしまいます。
弥生会計は「わかりやすさ」と「使いやすさ」の両方がバランスよく作られています。
税務経理のプロが使うと「もう少しここを改良したらもっとよいのに」という部分はあります。
しかし個人事業主の人が自社を経理するだけであれば十分問題なく使える会計ソフトです。
やよいの青色申告は青色申告・白色申告の両方に対応している
個人事業主には「白色申告」と「青色申告」の両方があります。
申請期限までに青色申告承認申請書を出していれば青色申告です。
開業後とくに書類を出していなければ「白色申告」ということになります。
確定申告時期に税務署から郵送されてきた確定申告書の青色に○があるかどうかで見ることもできます。
ごくまれに税務署から郵送された確定申告書の青色に○を付け忘れていることもあるので届出書で確認することをお勧めします。
やよいの青色申告は「青色申告」という名前が入っていますが「白色申告」と「青色申告」の両方の経理が可能です。
白色申告でもきっちりとした帳簿作成の青色申告と同じ経理をすることは問題がありません。
逆に青色申告なのにきちんとした経理をしていない場合には問題になります。
やよいの青色申告では青色申告に対応した経理ができるように作られているので白色申告と青色申告の両方の経理ができるというわけです。
スポンサーリンク
やよいの青色申告は最新版を使うと確定申告書も作ることができる
やよいの青色申告を購入すると、その年の確定申告書を作れる機能があります。
消費税の改正などがない場合には「やよいの青色申告」を購入したまま数年間使い続ける場合があります。
日頃の経理に関しては最新版を使わなくても問題なく行えます。
消費税の税率改正のない場合には基本的にやよいの青色申告を毎年購入しなくても経理はできるのです。
ただし「やよいの青色申告」をつかって確定申告書を作成しようとすると最新版の「やよいの青色申告」が必要になります。
自分で経理を行って確定申告書も一気に作成する場合には、やよいの青色申告を毎年購入するか「安心保守サポート」に加入することで毎年最新版の「やよいの青色申告」を使うことができます。
やよいの青色申告を使った確定申告書の作成方法
やよいの青色申告を使って実際に確定申告書を作る場合の手順を見ておきましょう。
①やよいの青色申告を使って経理を完成させる
②やよいの青色申告を使って青色申告決算書を作成する
③やよいの青色申告を使って確定申告書Bを作成する
①やよいの青色申告を使って経理を完成させる
日々の経理と決算仕訳を行って経理を完成させます。
飲食店の場合には自家消費を計上します。
減価償却費や在庫の計上などもここで行います。
しっかりと貸借対照表と損益計算書を完成させておきます。
経理に自信がない場合には税理士さんにお願いして経理を固めてもらいましょう。
②やよいの青色申告を使って青色申告決算書を作成する
やよいの青色申告の経理が固まったら「青色決算書」を作成しましょう。
白色申告の場合には収支内訳書を作成します。
基本的にはボタン一つで自動的に集計して作成してくれます。
細かいお給料の明細や地代家賃の明細などは自分で入力する必要があります。
やよいの青色申告の経理から自動的に数字を引っ張ってきてくれるので、かなり楽ちんです。
③やよいの青色申告を使って確定申告書Bを作成する
青色決算書か収支内訳書ができあがったら次はいよいよ確定申告書の作成です。
これも青色決算書・収支内訳書のデータを確定申告書Bに自動的に取り込んでくれます。
非常に便利です。
事業に関する部分は自動連携されるので控除証明や他の給与所得などを自分で手入力することになります。
社会保険料控除などの控除は自分で集計して入力することで簡単に確定申告書Bを完成することができます。
まとめ
やよいの青色申告を使うことで日頃の経理が簡単になります。
やよいの青色申告を使うことで青色決算書や収支内訳書を経理情報から自動的に集計して作成してくれます。
細かい項目などは自分で入力する必要がありますが、手書きに比べると効率的です。
翌年は前年分のデータを参考にすることでもっと楽に青色決算書や収支内訳書を作ることができます。
やよいの青色申告で確定申告書Bを効率的に作成することができるので、これから経理をする場合にはやよいの青色申告がおすすめです。
スポンサーリンク