安定的に事業拡大をする起業家が抑えておくべき3つの経営用語【利益と費用の関係とは】

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事業拡大を目指すのは起業家なら当たり前のことです。しかし、いきなり難しい本を読んだり、先輩経営者の専門用語を聞いても内容が入ってこないという事件が起きてしまいます。起業家が抑えておくべき5つの経営用語をしっかりと押さえておきましょう。

安定的に事業拡大をする起業家が抑えておくべき3つの経営用語【利益と費用の関係とは】

起業する前が経理畑であれば経営用語を耳にする機会が多いはずです。

起業してから経理の力だけでは到底会社を維持できません。

経理の知識は売上を上げたり、経営をしていく過程や結果をしっかりとまとめるチカラです。

経理の知識だけで売上を作ることは難しいといえます。

わかりやすく心に響くプレゼン能力や自社の存在や商品を知ってもらえる人脈が非常に重要になってkigきます。

起業して成功していくためには、営業力や面白いアイデアを作り出す発想力のほうが重要になっくるわけです。

そのため、起業する人に多いのは前職が経理という方よりも営業や技術職という方が多いのです。

しかし、経理の知識がなければ「どんぶり経営」といわれる失敗する経営になりがちです。

営業力があって企画力があっても「結局儲かっているの?」ということがわからなければ危険なことになります。

お金が回っていると儲かった気になって経営をしてしまう方がいらっしゃいます。

税理士さんに帳簿を見てもらっても説明を聞いても内容がわからなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

起業家として最低限知っておくべき経営用語をしっかりと押さえていきましょう。

○まずは抑えてておくべき利益と費用編

まず最初に押さえておきたいのは、利益と費用についてです。

利益と費用をしっかりと理解しておきたい理由は次の通りです。

①所得税・法人税は利益が大きいと税金が高くなる仕組みだから

②利益の種類によって、会社のどこを改善すべきかわかるから

③費用の種類を理解することで、どの経費を節約すべきかがわかるから

a:純利益

純利益とは、最終的な利益のことをいいます。

売上から経費を引いて、法人税などの税金を引いて最終的に残った利益はいくらかを表すのが「純利益」です。

結局「最後にいくら儲かったの?」を表した利益が純利益です。

この純利益は、次のような利益が含まれています。

①商品を売った利益

②自動車や機械などの売却利益

③助成金などの収入

本業の商売で儲かった利益だけではなく、資産を処分した場合の利益も含まれます。

純利益が出ていればトータルでは儲かった年ということになります。

銀行融資を受ける場合などは、この純利益がプラスだったのか・純利益がマイナス(純損失)だったのかで対応が変わってくるので注意しましょう。

融資をする側からすると、儲かっていなければ貸したお金が返ってこない会社と考えます。

貸出先としては危険率が高い貸付先になるので金利も高く設定しなければなりません。

逆に儲かっている会社は、融資対象としては安全な会社ですから金利も低く資金調達ができます。

b:売上総利益(粗利益)

売上総利益は粗利益(あらりえき)とも呼ばれる利益です。

純利益は最終的にいくら儲かったかを表す利益です。

売上総利益(粗利益)は、商品や製品・サービスを提供して「いくら抜けた(儲かった)」かです。

少しわかりにくいので具体例を見ていきましょう。

○商品を80円で仕入れて100円で売った場合

売上100円

▲仕入 80円

粗利益 20円(売上総利益)

80円の商品を100円で売ったことで、20円儲かった(売上総利益)

この売上総利益(粗利益)は経営者にとって非常に重要な利益指標です。

売上総利益(粗利益)を高くするために何をすべきかを考えていかなければ「いくら売っても儲からない」になります。

○売上総利益(粗利益)は業種や商品特性を表す

売上総利益(粗利益)では、うちの会社は「ものやサービスをうってどれくらい儲かっているのか」がわかる利益です。

自社商品の利益り状況を見るには、純利益ではなく「売上総利益(粗利益)」を見る必要があります。

売上総利益(粗利益)は扱っている商品や業種特性を表します。

小売業と卸売業の場合、通常は小売業のほうが売上総利益(粗利益)が大きくなります。

床屋さんの方が美容室よりも売上総利益(粗利益)は高くなります。

卸売業は「業販」といわれるもので、プロとプロの商品流通の場です。

取引数量が大きい分、1つ1つの売上総利益(粗利益)が小さくても、まとまった取引量になるので売上総利益(粗利益)が大きくなります。

小売業は卸売業から仕入れたものに利益を乗せて一般消費者に転売します。

小売業の場合には、1人のお客様に大量に販売することができないので少量取引になります。

少量取引の分利益が卸売りに比べて売上総利益(粗利益)が大きく設定されるのが一般的です。

このように、業種の特性によって「値付けの目安となるもの」が売上総利益(粗利益)です。

この売上総利益(粗利益)をもとに、役員報酬や人件費・家賃や保険料などの経費を払って経営していくことになります。

c:固定費と変動費

経費といえば仕入・給料・保険料・地代家賃などの難しい「勘定科目」というものを思い描くかもしれません。

この固定費と変動費はこれらの勘定科目がどんな性質の経費なのかに着目して2つの種類に区分したものです。

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①固定費とは

固定費とは売上や販売数量に関係なく一定額発生するものをいいます。

例えば、

○事務所・店舗・倉庫の家賃

○正社員の固定給

○生命保険や損害保険の保険料

これらは売上を上げようが販売数量が増えようが増減しない経費です。

極端な言い方をすれば営業していても、休んでいてもかかってくる経費ということになります。

このような経費を「固定費」といいます。

○固定費は低ければ低いほど経営は楽になる

固定費は業況がよいときも悪い時も発生する経費です。

つまり、長期的に資金繰りにダメージを与え続ける経費です。

固定費は固定人件費や家賃など簡単に節約することが難しい経費です。

契約を解除したりすると多額の違約金が発生したりします。

一度契約するとコントロールが難しいということをしっかり理解しておきましょう。

儲かった時にたくさん経費を払うのであれば資金繰りも楽ですが、固定費はそうもいきません。

儲かっていようが、儲かっていなくても発生して支払っていかなければならない経費です。

このような固定費を多く抱えてしまうと右肩上がりの間は気にならないのですが、成長が下降局面になると資金を圧迫することになります。

固定費の増加については気を付けて経営することが重要です。

②変動費とは

変動費とは売上高や販売数量が増加すればするほど増える経費です。

例えば、

○商品を仕入れて売る場合の商品仕入れ

○忙しい時だけ雇用するアルバイトやパートのお給料

○忙しい時の正社員の残業代

○繁忙期だけ借りる一時的倉庫・資材置き場・寮代

○催事やデパートテナントの手数料

○変動費は業況によってコントロールしやすい経費

変動費は売上が伸びたり、販売数量が増えると増加しやすい経費です。

つまり、儲かった時に伸びてくる経費です。

儲からないときにはコストカットをすることで、経営上大きな問題を起こさないようにコントロールしやすい経費です。

固定費は一度抱えるとコントロールが難しいので注意が必要ですが、変動費は定期的に見直しをして経費を節約しやすいものです。

まとめ

同じ100万円儲かったといっても、なにで100万円儲かったのかによって会社の状況が変わってきます。

本業の商品やサービスで儲かった利益であれば安定して成長している会社といえます。

ところが本業が苦しくて、保険の解約・自動車の処分で出た利益があるのであれば経営は苦しいけども利益が出ている可能性があります。

助成金の収入があって利益が出ている場合も、翌年以後の利益は見込めないかもしれません。

費用にも固定費と変動費の2種類があるので、費用の種類を理解して経営をしなければ後々資金繰りに影響を与えることもあります。

経営に積極的なアドバイスをしてくれる税理士さんに一度相談してみましょう!

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