個人事業主が節税ができる確定申告対策はいつがタイムリミット?【税理士さんに頼む時期】
スポンサーリンク
個人事業主の人が確定申告で節税をしたい思った場合、みんないつくらいから節税対策をしていくのでしょう?確定申告時期では遅すぎますし、今からでも間に合うのか気になるところです。今回は、個人事業主の方の税金対策の時期を考えてみましょう。
個人事業主が節税ができる確定申告対策はいつがタイムリミット?【税理士さんに頼む時期】
個人事業主にとって税金が高いと感じるのは3月15日だけではありません。
確定申告の影響は5月以後に始まる住民税・消費税・事業税・所得税予定納税などあらゆる税金の支払いに関係しています。
確定申告の際の節税対策の失敗が1年間の個人の税金が高いという事情を作ってしまいます。
今回は個人事業主にとって重要な税金対策をおこなうためには、いつまでに始めるのがベストなのかを考えてみましょう。
(個人事業主節税の確定申告対策タイムリミットの目次)
1.個人事業主の確定申告時期とはいつか?
2.自分でできる節税対策は効果的な経費を使うこと
3.確定申告での節税対策で効果的なのはトレンド税務に詳しい税理士さん
4.税理士選びと節税ができる期間を考えると10月がベスト
5.まとめ
1.個人事業主の確定申告時期とはいつか?
個人事業主の人の確定申告時期とはいつでしょう?
日本で一番有名な税金の話が確定申告です。
個人事業主の確定申告時期は2月16日から3月15日までの期間です。
前年の1月1日から12月31日までの期間の収入や費用などを集計して、帳簿をつけて確定申告書を作って「確定申告期限までに」税務署に提出することになります。
確定申告は2つの時期に分かれます。
(確定申告に関する2つの時間)
①節税対策をする時期:その年の1月1日~12月31日までの期間
②書類を作成す時期:翌年1月1日~3月15日の間(前年の内容を基に作成する確定申告書)
節税をするのは確定申告書を作成する事務的な時期ではないのです。
実際に節税を実施するのは1月1日から12月31日までの時期におこなわないと手遅れということになります。
次に重要なことは個人事業主の人の税金対策は、税金の仕組みを知ることから始まります。
2.自分でできる節税対策は効果的な経費を使うこと
個人事業主の人が税金が高くなる理由は、事業の利益が大きいからということになります。
所得税は所得が高ければ高い人ほど「高い税率」が適用されてしまいます。
個人事業主の人の所得のほとんどが「事業所得」ということになります。
事業所得が高いとは、どのようなことなのかを理解していくことで個人事業主の節税の第一歩になるのです。
「事業所得」=事業による収入-事業の経費-(青色申告特別控除額)
白色申告の人は「収入-経費」だけで事業所得を計算します。
青色申告の人は青色申告特別控除額を引いて事業所得を計算します。
青色申告の人の方が白色申告の人よりも節税になるのは「青色申告特別控除」が「ある・なし」という部分も大きいのです。
事業の利益が大きければ税金も高くなるため、事業の利益を抑えることで節税をしていくことが第一歩になります。
これ以外にも「個人事業主の税務にも複雑な節税対策もある」のですが「改正が多く、複雑な税金を調べなければ難しい」ので税理士さんに頼んでいる方が多いのです。
スポンサーリンク
3.確定申告での節税対策で効果的なのはトレンド税務に詳しい税理士さん
個人事業主の方が最新の個人の税金について詳しく知っている場合を除くと、経費を多く使うことで節税をするしかないということになります。
一方で所得税に詳しい税理士さんに顧問契約を頼んでいる個人事業主の方は、最新の個人の税務や会社設立による節税情報も得られているのです。
そのため同じ個人事業主でも節税に詳しい税理士さんに頼んでいる人は税理士顧問料以上のメリットを受け続けているのです。
例えば、人を雇用している場合に使うことができる所得拡大税制という税制があります。
※所得拡大税制についは「人を雇用している人が使えるかもしれない節税~確定申告で検討したい所得拡大税制~」をご覧ください。
この税制は昔はない節税です。
新しく作られた税制ですが、非常に計算や要件の確認が複雑で税理士さんでも適用判定が難しい税制です。
ただ、上手に活用することができれば追加の出費なしで節税できる大きなツールになります。
これ以外にも様々な高度なテクニックや経験から組み合わせて使うと効果的な節税があります。
ただ、毎年同じように経理をして確定申告をしているだけの税理士さんでは新しい節税情報に疎い可能性があります。
しっかりと勉強をして情報発信をしている税理士さんを選ぶと効果的です。
4.税理士選びと節税ができる期間を考えると10月がベスト
自分でできる節税の多くは「経費を使うこと」になってしまいます。
そこで、自分でできる節税でも税理士さんを頼む効果的な節税をするにもタイムリミットがあることをご存知でしょうか?
早ければ早いほど節税をするチャンスはあります。
気が付くのが遅くなると節税できるチャンスは減っていきますが、0ではありません。
その節税タイムリミットが10月なのです。
(節税タイムリミットが10月になる理由)
①大きな金額の経費を使う計画は数カ月かかる
②大きな金額の固定資産を購入しても一発経費で落ちない
③税理士さんを頼んだ場合でも現状把握に1か月~2か月はかかる
節税を効果的にするためには、現状の利益把握が重要です。
ただ経費を作ればよいと考えてお金を使いすぎると資金ショートを起こしてしまうからです。
納税予測と資金バランスを考えながら節税案を考えることが重要なのです。
特に、個人の税金は個人生活費とも密接に関係しています。
自分流節税で節税効果と資金バランスを崩さないように10月までに計画を立てておきましょう。
5.まとめ
個人事業主の人が確定申告で最も効果的に節税をするためにはタイムリミットがあります。
自分で経理をして自分で確定申告をする場合も、税理士さんに頼んで効果的な節税対策をしてもらうにも「10月」というのがタイムリミットになります。
個人事業主の節税にも経費を使う手法と高度な税務テクニックを活用する方法の2種類があります。
前者は自分で確定申告をする人に多い節税手法ですが、お金と時間がかかります。
高度な税務テクニックを使う個人事業主の方にも大きな節税が可能となります。
ただし、専門知識が必要になるので個人事業の税務に強い税理士さんに相談することをお勧めします。
10月までがタイムリミットですが、11月以後でもプロの税理士さんのアイデア次第で効果的な節税の可能性もあります。
スポンサーリンク